2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『イスラームから見た世界史』(タミル・アンサーリー著)

オスマン帝国の誕生13世紀末〜メフメト二世(1433〜)がコンスタンティノープルを奪取する。イスタンブルに改名。ウルバン(ハンガリー人の技師)の射石砲は象徴的意味。オスマン朝は、ヨーロッパとアジアにまたがる帝国となる。現在のアメリカに似た多様な…

『国際秩序 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(細谷 雄一、中公新書)

国際秩序の思想には、均衡、協調、コミュニティの3つの原理がある。 (1)均衡はパワーを基本とし、パワーとパワーを均衡(バランス)させることを秩序の原理とする。しかし、力と力の均衡をとるのは脆弱で危険であり、戦争の原因になったとも考えられる。 (2…

『新版 大学生のためのレポート・論文術』(小笠原 喜康、講談社現代新書)の書式の件

『新版 大学生のためのレポート・論文術』(小笠原 喜康、講談社現代新書)を読む。この本は、論文の書き方についてのマニュアルとある。しかし、主眼は、卒論の書き方にあるようだ。「5.卒業論文の執筆」の章が面白い。「風邪を引かないようにすることも…

「民族紛争」(月村太郎)を読む。民族紛争がなぜ起こるかは消化不良な。

スリランカ(1983.7〜2009.5)、クロアチアとボスニア(1991.6〜1995.12(?))、ルワンダ(〜1994)、ナゴルノ・カラバフ(1990.1〜1994.5)、キプロス(1974)、コソヴォ(1997〜1999.3)の6つの民族紛争を紹介して、民族紛争の視点を提供しようとするも…

「ルーズベルト秘録 上・下巻」(産経新聞「ルーズベルト秘録」取材班)を読む

様々な書籍、資料からルーズベルト大統領の時代と、ルーズベルト自身についての解釈を試みる書。ニューディールから第二次大戦への参戦、特に、日米開戦、日本の敗戦が決定した後のヤルタ会談での戦後世界を決めるまでについての経過がよく分かる。日本が中…

ラジオデイズ・トークライブの印象 中島 武志さんの言葉に惹かれる

昨日は、ラジオデイズ・トークライブを聞きにいきました。https://www.facebook.com/photo.php?fbid=517832364960022内田 樹さん、平川 克美さん、中島 武志さんによるトークですが、第2部の途中から、小田嶋 隆さんが参入して4人に。宣伝では、TTP、憲法改…