2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『Weaving the WEB』(Tim Berners Lee, Harper, 1999-2000)

Web

In March 1991, I released the WorldWideWeb program to a limited number of CERN people who had NeXT computers.(p.45)Web pagesという言葉がどこからでてきたのか? を調べる。どうやらある領域上で可視化されている情報がページである。その領域をペー…

『紙の世界史』(マーク・カーランスキー著、川副 智子訳、徳間書店、2016年11月発行)

最初の方はあまり面白くない。第五章 紙が使われ始めた頃のこと「ダンテの『神曲』には紙を意味する「カルテ」という言葉が少なくとも九回は出てくる(中略)、ワーズワースをはじめ、『神曲』を英訳した人々はたいてい「カルテ」に「紙(ペーパー)」ではな…

『ロレンスがいたアラビア 下』(スコット・アンダーソン著、山村宜子訳、白水社、2016年)

下巻はアカバの攻略で有名になったロレンスの活躍、そしてダマスカス奪取でアラブ反乱終盤戦に至る。ダマスカス以後から終末まで、という話。フランスと英国が中東を取り合う話は、他の本「アラブ500年史」とか、「平和を消滅させた和平」などで読んだ話だが…

『ロレンスがいたアラビア 上』(スコット・アンダーソン著、山村宜子訳、白水社、2016年)

英国のロレンスを主軸に、米国人イェール、米国系ユダヤ人アーロンソン、ドイツのスパイ ブリューガーという4名の欧米人に役回りさせながら、第一次大戦のアラブの反乱の経過を語る。純粋な歴史書ではなく、かといって伝記でもない。半分フィクションのよう…

『平家物語』(古川 日出男訳、河出書房新社、2016年12月)

分厚い。テキストのボリュームが半端じゃない。しかし、面白い。登場人物が多くて一度では覚えきれないのが難だが。文学ということが多少分かる本である。エンターテインメントなのでこれ以上はいうことなし。