2018-05-31から1日間の記事一覧

『日中戦争全史 下巻』(笠原 十九司著、高文研、2017年7月発行)

上巻に続く、第一次近衛声明から日本の敗戦まで。しかし、昭和の軍人の思い上がりぶりにもがっかりする。第二次世界対戦の歴史書を読むと、これは必ずしも日本だけではなく、ドイツやソ連も同じような状況だったようだが。それにしても人間が集団になるとし…

『書物の敵』(ウィリアム・ブレイズ著、八坂書房、2004年10月発行)

ヴィクトリア朝イギリスの書誌学者ウィリアム・ブレイズの著した洒脱な読み物である。書物を愛する人向け。文章がなかなかに面白いし、脚注や図版も面白い。暇なとき見るには良い。