2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『偉大なる宇宙の物語』(ローレンス・クラウス著、青土社、2018年1月発行)

タイトルは宇宙の物語だけど、本文の内容は、光、電磁気からはじまり大半は量子論、素粒子の話である。著者は理論物理学が専門のようだ。物理学は、いろいろな物理学者が登場して、さまざまな理論を提唱し、一方で、実験装置で理論が予測した結果を検証する…

『物語 タイの歴史』(柿崎 一郎著、中央公論社・中公新書、2007年9月25日発行)

あとがきを見ると本書は2007年1月執筆開始とあり、2007年9月発行なので、ものすごく速いペースで書いているようだ。タイの古代〜21世紀初頭までの歴史を外観した書であるが、どちらかというと20世紀からの話が多いかという印象がある。日本でいうと大正・昭…

『フォッサマグナ』(藤岡換太觔著、講談社ブルーバックス、2018年8月発行)

いままで、中央構造線とフォッサマグナの違いをあまり理解していなかったが、本書でやっと理解した。フォッサマグナとは、東日本と西日本の間の大地溝帯なのだった。本書はこの大地溝帯がどのように形成されたか。そして長いこと形を保っている理由を名探偵…