2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『日中戦争全史 下巻』(笠原 十九司著、高文研、2017年7月発行)

上巻に続く、第一次近衛声明から日本の敗戦まで。しかし、昭和の軍人の思い上がりぶりにもがっかりする。第二次世界対戦の歴史書を読むと、これは必ずしも日本だけではなく、ドイツやソ連も同じような状況だったようだが。それにしても人間が集団になるとし…

『書物の敵』(ウィリアム・ブレイズ著、八坂書房、2004年10月発行)

ヴィクトリア朝イギリスの書誌学者ウィリアム・ブレイズの著した洒脱な読み物である。書物を愛する人向け。文章がなかなかに面白いし、脚注や図版も面白い。暇なとき見るには良い。

『日中戦争全史 上巻』(笠原 十九司著、高文研、2017年7月発行)

1915年対華21箇条要求から上海事変、南京攻略までを纏めている。日本軍は上からの統制ができていない。また、現地が中央の方針を聞かずに戦争行為に走っても、これを処罰できずに追認する、ということがずっと続いている。また、報道は事実を伝えずに、都合…

『ニュートリノってナンダ? やさしく知る素粒子・ニュートリノ・重力波』(荒舩 良孝著、誠文堂新光社、2017年12月発行)

素粒子の概要について比較的分かりやすくまとめられている。原子は、原子核と電子からなる。原子核は陽子は中性子とからなる。陽子はアップクオーク2つとダウンクオークからなる。中性子は、ダウンクオーク2つとアップクオークからなる。 ダウンクオーク、…

神田〜川崎まで歩き 約4時間 23km程度

5月5日 神田 2:08発 内幸町2:45 芝園橋3:09 山手通り3:58 大森海岸4:41 環七4:56 蒲田5:24 環八5:27 川崎6:20

『ホーキング、ブラックホールを語る』(スティーヴン・W・ホーキング著、早川書房、2017年6月20日発行)

ブラックホールについてのかなり新しい話を含めた講話。 前半はホーキング以前の話で、ブラックホールがどのようにできるか、誰も信じなかったブラックホールが、1963年のクエーサーの発見によって、重力崩壊が見つかった。(クエーサーからの電波はブラック…

『日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業』(中原 圭介著、講談社現代新書、2018年4月発行)

全体的に真っ暗な将来の話が多くて読むのがつらい位である。日本の国民生活には大きな問題が多すぎる。一番大きな問題は、人口の高齢化と減少ということで、高齢者の介護や援助のために、社会保障費がめちゃくちゃ多くなると言う見通しにある。しかし、これ…