2019-03-23から1日間の記事一覧

『敗北者達 第一次世界大戦はなぜ終わりそこねたのか 1917-1923』(ローベルト・ゲルヴァルト著、みすず書房、2019年2月発行)

本書を読むと、20世紀の前半は世界中で清算な暴力の嵐が吹き荒れた時代であったという印象が強くなる。特に、第一次大戦で戦争が総力戦となり、大がかりな殺戮の場所となった。一方、戦争の間の期間について、これまでは、第一次大戦と第二次大戦の間に、つ…