2020-04-19から1日間の記事一覧

『信長』(秋山 駿著、新潮社、1996年3月25日発行)

この本は小説ではない。信長という人物を解釈しようという解説書か? 人物評論あるいは評伝といったら良いか? 少しばかり変わった本である。 主に、『信長公記』を引いているが、それ以外に日本の書では、徳富蘇峰の『近世日本国民史』「織田信長」、新井白…

『ウイルス・ハンター』(エド・レジス著、早川書房、1997年8月発行)

1995年ザイールのキクウィト市で発生したエボラウィルス感染症に対する米国疾病対策センター(CDC)の対策班の活動を伏線に、CDCの歴史、さまざまなウィルスや細菌による感染症対策の話をちりばめた物語である。 マールブルグ、ラッサ、エボラという出血性ウ…