2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『アメリカはなぜ戦争に負け続けたのか 歴代大統領と失敗の戦後史』(ハーマン・ウルマン著、中央公論新社、2019年8月10日発行)

ケネディの世代は、大恐慌時代と第二次世界大戦が生み出した、無邪気な時代。ケネディは再軍備をして軍を増強することを公約にして当選した。そして、アメリカが有利だったにも関わらず、ミサイルギャップが存在すると誤認識していた。ピッグス湾侵攻、キュ…

『地球温暖化で雪は減るのか増えるのか問題』(川瀬 宏明著、ベレ出版、2019年12月25日発行)

本書の半分くらいは地球温暖化と関係なく、日本列島各地での雪の話である。そういう意味では、若干、タイトルに偽りありだ。 気になる地球温暖化の話は、後ろの方3分の1位であるが、気象庁のWebにあるデータを参考にしてほしいというような記述が目立つ。 …

『バブルと生きた男 ある日銀マンの記録』(植村 修一著、日本経済新聞社、2017年1月18日)

経済学の資産価格はその資産が将来にわたって生み出す収益の現在価値(ファンダメンタルズモデル)。ファンダメンタル価格との乖離が経済学的なバブル。バブルを防ぐのは個々の経済主体のリスク管理に尽きる。 1985年が転換点。その前後、大阪本社の企業が雪…

『検証 バブル失政』(軽部 謙介著、岩波書店、2015年9月25日発行)

本書はかなりの部分が日銀の金利政策の話になっている。日銀は当時は大蔵省や政治からの独立性が低かった。 1985年9月22日プラザ合意。円やマルクを上げて、世界貿易の不均衡を調整する。1986年4月19日、米国の公定歩合0.5%引き下げに協調して日本も公定歩合…

『投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識』(ハワード・マークス、日本経済新聞出版社、2012年10月22日)

バリュー投資かつディフェンシブな投資家の考え方をまとめた書である。要は本質的価値を見極めろ、そして本質的価値を下回った時に買えということだ。非常に啓発的だが実践するのはなかなか難しいかもしれない。また、著者にとっては株式投資は中心ではない…

『ソロスの講義録 資本主義の呪縛を超えて』(ジョージ・ソロス著、講談社、2010年6月15日発行)

第1章 人間不確実性の原理では、社会科学は自然科学とは違うこと。社会的事象は思考する存在である人間が参加するので認識と現実の間に相互のフィードバックが働く。認知機能と操作機能は逆方向であり、両者が介在すると不確定性=ずれが生じる。ソロスはこ…