2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』(吉見俊哉著、集英社新書、2020年8月22日発行)

東京は、江戸幕府、明治政府、占領軍に3回占領されたが、街中に本書では昔から連綿と連なる歴史的な遺産を軸に東京北部を作り直そうという構想の元、7日間にわたって街を歩いてレポートする。 第一日は都電荒川線に乗って、鬼子母神から飛鳥山までを歩く。 …

『民主主義を救え!』(ヤシャ・モンク著、岩波書店、2019年8月28日)

ソ連の崩壊後、世界の支配的なシステムはリベラル・デモクラシーとなった。しかし、21世紀大西洋の両側でポピュリズムが勢力を増している。 デモクラシーが安定していた条件は次の三つがある。 ・多くの市民は生活水準の向上を経験していた。 ・特定の人種、…

『AI vs. 教科書が読めない子供たち』(新井紀子著、東洋経済新報社、2018年2月15日発行)

AI

『AI vs教科書が読めない子供たち』を千代田図書館で予約したらなんと55番目。順調だと順番が来るのが2年先になりそう。ということで、自分で購入した。 本書では前半は、東ロボプロジェクトの経験に基づくAIでできること、できないことについて述べている。…

『AIに負けない子供を育てる』(新井紀子著、東洋経済新報社、2019年9月19日発行)

AI

図書館から借りる。待ち行列に入ったのが半年位前で忘れたころに順番が来たのだった。読み始めたがなかなか面白い。 リーディングスキルテストの体験版は面白い。 結構自身があったのだけど、28問中正解21問(75%)。70点満点で56点(80%)だった。つまり容易…

『ガリア戦記』(高橋 宏幸訳、岩波書店、2015年2月)

ガリア戦記、昔から一度読んでみたいと思っていたが、漸く念願かなう(というほどのことでもないが)。 カエサル自身が書いたのは、紀元前58年から同52年までの7年間で、1年ごとに1巻となっており、紀元前52年が第7巻となる。第8巻はヒルティウスが著したも…