2021-05-03から1日間の記事一覧

『予測学 未来はどこまで読めるのか』(大平 徹著、新潮選書、2020年8月25日)

話題レベルの事柄を寄せ集めただけのざっぱくな本である。予測学というより予想学という方が適切ではないか?

『逆転の大中国史 ユーラシアの視点から』(楊 海英著、文春文庫、2019年3月10日発行)

ユーラシアの草原を中心にして中国を見ると、草原から下ったところにある狭い地域となる。中華思想は中国をすべての中心であると考えるが、ユーラシア史観からは反知性的であるとする。中国の歴史の中で、農耕民族の王朝は、前漢・後漢、明の700年、遊牧民が…