2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『サブスクリプション・マーケティング』(アン・H・フィッシャー著、英治出版、2017年11月30日初版)

サブスクリプションとは定額・継続契約販売方式である。ソフトウェア界でもサブスクリプション化への動きは激しい。 継続を阻害する要因:チャーン(churn:解約、離脱)、企業向けサービスは年率26%、消費者向けは同35%。 人材紹介ビジネスの成功報酬から…

『ファンダメンタル投資の教科書(改訂版)』(足立 武志著、ダイヤモンド社、2009年1月発行)

本書(4章まで)はベーシックなことを説明している。まさに初心者向けの教科書といえる。但し、後ろの方、特に第5章大失敗しないための買い方・売り方はチャートのテクニカル分析である。 ・情報源の見方:会社四季報、決算短信、有価証券報告書 四季報 今季…

『わが青春の台湾 わが青春の香港』(邱永漢著、中公文庫、2021年5月25日発行)

あくまでも邱永漢氏の体験を通じてであるが、大正から昭和の前半にかけて日本がどのように台湾を支配していたか、そして戦争が終わって蒋介石が台湾に逃げ込んだときの状況、台湾が国民党支配の国になるまでの状態を理解できる。 日本人の側ではなく、台湾人…

『沖縄返還とは何だったのか』(我部 政明著、NHKブックス、2000年6月30日)

沖縄返還交渉の過程と、交渉内容、密約などについてまとめた本である。 占領下の日本で総選挙を実施するため、連合国最高司令官の名で1946年1月29日にhン政府の権限の及ぶ範囲に関する覚書が出された。それによって、満州などの旧植民地とともに北緯30度以南…

『株の鬼100則』(石井勝利著、明日香出版社、2019年6月27日初版発行)

本書の著者は、概ねチャートをチェックして株を売買するタイミングをつかもうという考え方のようだ。 この本に書いてあるような売買重視、タイミング重視の株式投資はハイリスクになりがちだと思う。 実際のところ、チャートをチェックして売り買いのタイミ…

『沖縄密約』(西山太吉著、岩波新書、2007年5月22日発行)

1950年代米軍は沖縄基地の強化を図り、アジア太平洋からインド洋までの南方戦略拠点として沖縄を”自由使用”していた。池田内閣は沖縄問題に取り組まず。佐藤政権(1964年11月から72年7月)は沖縄に始まり沖縄に終わる。 1965年8月19日佐藤首相初の沖縄訪問 1…