2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『1989ベルリンの壁崩壊後のヨーロッパを巡る闘争(上)』(メアリー・エリス・サロッティ著、慶応義塾大学出版会、2020年2月28日初版第2刷発行)

1989年に歴史が終わったかに見えたが、しかし、今になって思えば本書のいうとおり1989年を、東西冷戦後の新しいヨーロッパの歴史の始まりと捉える方が正しいのかもしれない。 本書は1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊する日から数か月の期間に焦点を当て、…

『世界はコロナとどう戦ったのか? パンデミック経済危機』(アダム・トゥース著、東洋経済新報社、2022年2月3日発行)

コロナによる経済危機に世界各国は財政支出をもって立ち向かったという話が中心。あまり面白くない。

『世界マネーの内幕―国際政治経済学の冒険』(中尾茂夫著、ちくま新書、2022年3月10日)

いろんな本をつまみ食いして張り合わせたという印象の濃い堕書である。結局のところ、何をいいたいのか、あまりよく理解できない。

『アルゴリズムの時代 機械が決定する世界をどう生きるか』(ハンナ・フライ著、文芸春秋、2021年8月25日発行)

アルゴリズムの役割は次の4つに分けられ、その組み合わせである。 1.優先順位を決める。グーグル検索、推薦、ルート選択 2.カテゴリーに分ける。 3.関連、つながりを見つける 4.フィルタリング ルールに基づくアルゴリズムと機械学習アルゴリズム カ…