2023-02-18から1日間の記事一覧

『昭和の参謀』(前田 啓介著、講談社現代新書、2022年7月20日発行)

昭和陸軍の参謀で、戦後も生き続けた人たちを取り上げて、各人の戦中から主に戦後の過ごし方をまとめた本である。 掲載されているのは、石原莞爾、服部卓四郎、辻正信、瀬島龍三、池田純久、堀栄三、八原博道。 著者は読売新聞の新聞記者である。戦争に関係…

『分断の克服 1989-1990―統一をめぐる西ドイツ外交の挑戦』(板橋 拓己著、中公選書、2022年9月10日発行)

1989年11月9日のベルリンの壁崩壊から1990年10月3日のドイツ統一の期間における西ドイツの外交について。外務大臣を務めたゲンシャーの役割を中心に分析。サロッテの『1989』と比較しても劣らない良書だと思う。 本書のメインの趣旨とは異なるが、ベルリンの…