感染症
2020年新型コロナウィルス患者を受け入れて治療にあたった病院は医療機関のごく一部だった。 国立病院、旧社保庁系病院(地域医療機能推進機構)のコロナ病床数は利用可能な病床数の5%程度、国立大学病院のほとんどは第3波の最中でも10人以下のスタッフの受…
ワクチンと噂、ソーシャルメディアの影響について 戦争期は世上の不透明さ、不安で噂が広まりやすい。噂は感染症の状況では「警告」となる情報を伝えることもある。2014年エボラウイルスの流行では噂が飛び交い、公衆衛生上の対応が遅れることがあった。2015…
アメリカの新型コロナウィルスへの対処についての物語である。いくつかのストーリー、あるいはケーススタディと言っても良いが、を連ねて描いているためどの程度の代表性があるのかが分かりにくいという点が気になる。それを割り引いてもが、アメリカが新型…
2020年の新型コロナウィルス感染症の第一波での厚生労働省クラスター対策班で活躍した北大の西浦先生の活動体験を聞き語りでまとめた本である。 生々しいというか、細部の活動の話、生々しい話が多すぎて本質が見えにくくなっている気もするが、同時代に起き…
新型コロナウィルス(COVID-19)に襲われた欧州、主にイタリアとドイツの対応状況をまとめた本である。著者がドイツに住んでいるということで、ドイツの事情が比較的詳しくまとめられている。 イタリアで爆発的に広がった原因は、2月19日にミラノで行われた…
感染症対策には、病原体伝搬経路を知っておく必要がある。居住環境を清潔にすることで伝染病が減ったが、咳でうつる新型ウィルスと性交でうつるエイズウィルスは居住環境を整備しても伝搬を抑えられない。 2003年のSARSは中国広州市から香港へ来た患者がMホ…
「実在する」という言葉の意味合いがあまり明確に理解できなかった。より正確には、共感しなかったというべきか。 たぶん、リンゴが実在するというのは「もの」として目の前にあって、見方によってなくなったりするものではない、ということなのだ。一方、病…
1995年ザイールのキクウィト市で発生したエボラウィルス感染症に対する米国疾病対策センター(CDC)の対策班の活動を伏線に、CDCの歴史、さまざまなウィルスや細菌による感染症対策の話をちりばめた物語である。 マールブルグ、ラッサ、エボラという出血性ウ…
新型コロナウィルスとの戦いのための情報システムについて考える。前回[1]は確定情報を如何に早く集めるかを考えてみた。今回は別の側面から考えてみる。 「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年4月1日)を読んで考えたことのメモ。対…
厚生労働省のCOVID-19感染者数公開データ 新型コロナウィルスCOVID-19の感染者数が急激に増加している。全国の感染者数のデータは、4月2日時点では厚生労働省Webサイトで次のページに公開されている。 新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状…
まえがき 新型コロナウィルス(COVID-19)の日本の市中での新規感染者数は、2月中旬から急に増え始めたが、3月中旬になって頭打ちになり、3月21日には少し減り始めている。 図1 厚労省が毎日報告しているデータ[1]より、市中感染者(有症状)の過去14日間の…
コロナウィルスサイト・日本 1.北海道 北海道 新型コロナウイルスまとめサイト | 北海道 新型コロナウイルスまとめサイト 2.東京都 都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資…