日米軍事
下巻の中心的登場人物は鄧小平である。その前に、周恩来の失脚・キッシンジャーとの別れ、毛沢東の死についても語られる。1973年11月には周恩来がいつもより毛沢東に敬意を払い、ためらい勝ちであったが、歴史家の指摘ではそのころ周恩来に対する四人組の批…
第二次大戦後、米中対立となる。朝鮮戦争(1950年6月25日攻撃開始、1953年7月27日休戦合意)、第一次台湾海峡危機(1954年1月18日大陸側が大陳島と一江山島に侵攻~1955年休戦)、第二次台湾海峡危機(1958年8月23日沖合の島への砲撃)で、米中対立が続く。…
第1章から第4章までは、米中対立について、歴代の政権・政府を中心とするアメリカ側の中国への姿勢の変化を中心に分析した報告である。 中華人民共和国が成立後、米中は朝鮮戦争で銃火を交え、その後長く敵対関係となる。 1960年代にソ連への牽制、ベトナム…
沖縄返還交渉の過程と、交渉内容、密約などについてまとめた本である。 占領下の日本で総選挙を実施するため、連合国最高司令官の名で1946年1月29日にhン政府の権限の及ぶ範囲に関する覚書が出された。それによって、満州などの旧植民地とともに北緯30度以南…
1950年代米軍は沖縄基地の強化を図り、アジア太平洋からインド洋までの南方戦略拠点として沖縄を”自由使用”していた。池田内閣は沖縄問題に取り組まず。佐藤政権(1964年11月から72年7月)は沖縄に始まり沖縄に終わる。 1965年8月19日佐藤首相初の沖縄訪問 1…
サンフランシスコ体制とは、1951年9月8日、サンフランシスコで第2次世界大戦中に日本と交戦関係のあった48の連合国が署名した多国間の対日講和条約、および日米の二国間安全保障条約の二つの条約である。両条約は1952年4月28日発効し、その日、日本での占領…
21世紀は米中新冷戦の時代。中国の統治体制は2020年10月の5中全会で実質的には習近平による皇帝政治となった。 2013年習政権の目標 1.2021年までに日本を抜いてアジア1になる。⇒すでに達成済み 2.2035年までに一帯一路を完成し、ユーラシア1になる。 …
中国がGNPで大国となり軍事費も米国に次いで多くなっている。空母まで備える中国海軍の軍拡は日本を含む周辺諸国への大きな圧力となっている。本書は中国がなぜ軍拡を続けるかを、中国の軍が国軍ではなく共産党の私的軍隊であるという観点から整理している。…
トランプ政権誕生からの中国習政権の関係を辿る書。ジャーナリスト的に起きたことを時系列的に書いているので、面白みは欠ける。 2017年は北朝鮮の挑発の年とすると、2018年は米中緊張の年か。 2018年は中国では習近平一強体制が完成。 2018年3月憲法改正で…