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ドッグフードをパテと同じ見かけにすると、人間はパテとドッグフードを区別できない。白ワインと、同じワインに食紅を加えて赤くしたワインについてソムリエに感想をもとめると全く違う味として知覚され、異なる感想が述べられる。(pp.16-17)脳は世界を直…
Googleはスピードを最も重視している。2000年初頭の実験では、検索クエリーで10件を返すよりも20件を返すとほんの僅か応答が遅くなる。それによってトラフィックは2割減る。粘着性(=繰り返し戻ってくる)は、スピードによって決まる。 ネットフリックスの…
NHKクローズアップ現代+「ネット広告の闇」シリーズの取材結果を本にまとめたものである。さすがにお金を使って取材に動いていることが良く分かる。漫画村のサーバーのホスティング業者がウクライナというので、キエフまで取材にいって、旧ソ連時代の倉庫で…
タイトルはダークウエブの話とあるが、それはほんの断片的に知っているような話がでているだけ。あとは、寄せ集めのネット周辺のゴミを集めた本。途中まで読んだが得るものなし。 ネットの細切れ知識を寄せ集めるとこんな本ができるという良くない見本である…
脆弱性についての初歩的な概説書であるが、コーディングから入っているので全くの素人には難しそうだ。しかし、本書は情報の多い本であり、全体像をつかむには良い本と思う。また、いろいろな言葉を理解できるのは嬉しい。 ○以下、本書に登場する言葉 セキュ…
本書は、インターネット・テクノロジーの民主主義への脅威を警告する。具体的な例としては、第3章 ビッグデータと大統領選が一番だ。2016年のアメリカ大統領選の「プロジェクト・アラモ」にはびっくりだ。選挙の投票行動に影響を与えられそうな人を選んで、…
あと、11ヵ月弱で平成が終り、新しい年号となる。最近、平成を振り返る企画がちょくちょく出てきている。その1つということで、なんとなく過去を振り返ってみようかと言う気持ちになる。振り返ってみれば、会社や仕事が起動に乗り始めたのは昭和の最後の方だ…
B.C. 1177(頃)に後期青銅器時代に属するエジプトから、東地中海沿岸、トルコ、ギリシャ、キプロスあたりの古代文明が滅びたという。従来は、海の民に原因が着せられていたが、必ずしもそれだけではなく、さまざまな原因が重なり合っていた。特に、貿易で相…
19世紀のロンドンを、ディケンズを中心とする作家の筆によって探訪する。なかなか趣があって面白い。 コベットがロンドンを大きなできものという。都市は、地方の農村から流れてきた人達の集まり。 ディケンズ一家は父親がお金のやりくりに失敗してロンドン…
CSSによるデザインの教科書であるが、いままで読んだ中では一番良い。基本的なことは少なく、中級レベルの実用的な解説が中心になっている。JavaScriptのことはほとんど出てこないで、HTML+CSSというクラシックなWebの作り方であるが、CSS3の説明も適度にあ…
http://sphinx-users.jp/event/20170314_html5jpub.html・紙の世界⇒PDF ・(eインク) ・ディスプレイの世界今の出版は紙が主でディスプレイが従である。 今後はディスプレイ主で紙が従の世界になる。これを考えるには、紙の世界を延長していく、という考え方…
In March 1991, I released the WorldWideWeb program to a limited number of CERN people who had NeXT computers.(p.45)Web pagesという言葉がどこからでてきたのか? を調べる。どうやらある領域上で可視化されている情報がページである。その領域をペー…