「歴史の中の自費出版とゾッキ本」(大島一雄著、芳賀書店)

1.作者となるには、書くだけでは十分ではなく、それ以上のことをする、つまり作品を印刷物という手段によって公衆の間に流通させることが必要だった。(ロジェ・シャルチ、p.14)

2.自費出版とは、本を出したい+経済的基盤によるもの。表現欲にとって自己負担は手段である。(pp.16〜17)

3.対価のない表現欲もある
・趣味(老人が自分史を書く。)
伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図自費出版の地平線
・日記
・公表の意思の強度
・私家本つくり:全部自分でやってしまう。
・個人的なギフト用

4.自費出版の興隆
・大手出版社には自費出版部門がある
・年間の刊行点数中で難点が自費出版から外見ではわからない

5.本
・内海靖彦:立教セカンドステージ大学
 「実習・自分史の書き方」
・橋本義夫
 「ふだん記運動」
・小宮忠彦
 「あなた自身の本づくり」

6.ウエブサイトと同人誌

7.同人誌と自費出版
高橋和己 「捨子物語」(自費出版
 認められないために自費で出す

8.ポップミュージック同様、小説も聞く・読むものから唱う・書くものへと変化した

9.ウエブ日記の本化

10.産業としての出版、職業としての著者・作家の成立
・15世紀は揺籃期
・「書物の出現」16世紀〜17世紀。著者は出版社に精神の所産を売るようになる。
・17〜18世紀のイギリスで三文文士の成立
・18世紀中葉に文学の成立(イギリス)