『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』(エマニュエル・トッド、文春新書、2015年5月)

一読した。今までなんとなく感じていたことがはっきり書かれている。

5月20日1刷、6月30日5刷ということはかなり売れているようだ。タイトルが衝撃的ではあるが、ドイツがユーロを支配して他の国が隷属または被支配国になりつつあるのは正しい分析だろう。

ギリシャがユーロにとどまる理由も良く分からないが、為替レートによる競争力の調整ができなかったら、経済的には自立できないだろう。

トッドのロシア(プーチン)観が正しいとすると安心だ。