『本の透視図』(菅原 孝雄、国書刊行会) 

『本の透視図』(菅原 孝雄、国書刊行会、2012年12月刊)を斜めよみする。

全体として、ばらばらでまとまりがない印象があるが、ひとつひとつの文章はそれなりに新鮮である。

どんな経歴の方なのだろうと不思議に思ったが、著者の略歴が、後の方に「編集者の極私的な回想」という章としてあった。

紀伊国屋思潮社を経て、牧神社という出版社を立ち上げた。牧神社は6年で倒産とのこと。