『米欧回覧実記2イギリス編』(久米 邦武、慶應義塾大学出版会、2008年6月刊)

明治5年7月13日リバプールに着き、ロンドンに向かう。
ロンドン滞在後各地方の都市を巡察する。

リバプール
マンチェスター
グラスゴー
エディンバラ
ハイランド観光
ニューキャッスル
ブラッドフォード
シェフィールド
スタッフォード、ワーリック州
バーミンガム
チェシャー州
ロンドン

この旅行記を読むと、日本が江戸時代という長い鎖国の間に、工業化という点でもの凄い遅れをとったことがよく分かる。すでに英国は石炭から鉄鋼を作り、機関車を作り鉄道網を引き、蒸気動力で工場を動かしてあらゆるモノを工業生産していた。世界の工場の役割を果たしていた頃の英国の姿が見られる。


[1] アメリカ編: 
http://d.hatena.ne.jp/anone200909/20161229/1483007223