『本を読むデモクラシー』(宮下志朗著、刀水書房、2008年3月発行)

フランスの19世紀後半の署名率7割を超えていたという興味深いデータから始まる。

19世紀前半のパリの読書室の分布、「ブロス文芸室」の話、ガリニャーニ書店の歴史(店主は実にビジネスチャンスを見つけるのが上手)、など興味深い話が次々に展開されて飽きさせない。