蒙古襲来から応仁の乱までの200年間の武士を中心とする戦いの話。
鎌倉幕府成立から多少の時間を経て、平和ぼけしていた武士に襲いかかった蒙古襲来の話。
悪党論
過去の研究を**史観として規定してそれを否定する姿勢がちょっと強すぎて辟易する。これまでの研究を型にはめて否定する書き方は思考のステレオタイプに嵌まっていないか?
最後の章を読むと著者自身も歴史学をもって現代社会に当てはめようという姿勢をみせている。ここに来ると、著者自身も過去の研究者と同じように思想を先に決めておいて、自分の都合の良いように歴史を解釈しているんではないか? という懸念が裏付けられた気がする。
歴史を解釈するのに型にはめる必要はないと思うんだが。