『重力波 発見! 新しい天文学の扉を開く黄金の力』(高橋 真理子著、新潮選書、2017年9月発行)

重力波に関する本としては、2冊目なんだかあまり面白くない。

ホヴァート・シリングの本と比べると雲泥の差だ。

なぜ、面白くないか考えてみるに、まず、取材が足りないのではないか? どこかの文書や本を読んでまとめたかのように見えてしまう。新鮮味、あるいは、臨場感がない。

第2章 宇宙とはなにか、第3章 時間とはなにか、なんて本書のタイトルとあまり関係なく水増しのために入れたとしか思えない。