『偉大なる宇宙の物語』(ローレンス・クラウス著、青土社、2018年1月発行)

タイトルは宇宙の物語だけど、本文の内容は、光、電磁気からはじまり大半は量子論素粒子の話である。

著者は理論物理学が専門のようだ。物理学は、いろいろな物理学者が登場して、さまざまな理論を提唱し、一方で、実験装置で理論が予測した結果を検証する、という仕方で進歩する。

素粒子は、特に1960年〜1970年代に進歩したようだ。大統一理論ヒッグス粒子の予想までで一段落し、21世紀に入ってからヒッグス粒子が発見された。

しかし、近年はさらに事態が複雑になっているような話。壮大なあるいは超微小な話だけども、書かれている内容はほとんど理解できない。

こんな難しいというか、理解できない本がベストセラーってありえないんでは?