『宇宙の「果て」になにがあるのか』(戸谷 友則著、講談社ブルーバックス、2018年7月)

ちょっとテーマが大きすぎて、現在の技術ではあまりまともな回答ができないのではないだろうか。

全体的に抽象的な話が多かった。著者が理論派であることも関係しているのかもしれないが。

こんな難しいテーマを、分かりやすく具体的に解説せよという方が無理なのかもしれないけど。

一つ面白かったのは、ガンマ線バーストの話である。
ガンマ線バーストというと星という感じはしないが、どうやら特殊な超新星から来ているらしく、観測された星のなかでもっとも遠くの種類に入るらしいというところである。このあたり、もう少し詳細な話があると良かったのでは無いだろうか。