リバタリアンとは、自由市場・最小国家・社会的寛容を重んじる人達。
アメリカではリバタリアン党がある。リバタリアン党は第3党だが小さな党で、50万人しか党員登録がない。リバタリアン系の団体は沢山ある。リバタリアン党の創設者ノーランチャートの絵では、個人の自由と経済的自由の両方を重視するのがリバタリアン。
個人の自由を重視し、経済的自由を軽視するのは左派。個人の自由を軽視し、経済的自由を重視するのは右派である。
前半では、そうした団体やリバタリアンのプロジェクトを訪問して取材・紹介している。
ニューハンプシャー州ではフリーステートプロジェクト(FSP)の参加者が移住している。
シーステディング研究所では、シーステッド構想を提唱する。パトリ・フリードマンによる。
リバタリアンは多様だが、カテゴリーとして政府の関与の度合いと、自由を市場価値とする論拠で分類できる。
ヨーロッパの方が先だが、社会主義への対抗としてできた。アメリカは、1930年代に生まれた。
ケイトー研究所はリバタリアンと最も関係の深いシンクタンク。専任スタッフ160人、客員研究員140人。世界のシンクタンクランキングで15位。
ケイトー研究所とフレーザー研究所が発表する「人間の自由度指数」
Human Freedom Index | Cato Institute
追記:
『壁の向こうの住人たち アメリカの右派を覆う怒りと嘆き』では、リバタリアンは右派と位置付けられている。
『壁の向こうの住人たち アメリカの右派を覆う怒りと嘆き』(A.R. ホックシールド著、岩波書店、2018年10月発行) - anone200909’s diary