『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』(吉見俊哉著、集英社新書、2020年8月22日発行)

東京は、江戸幕府、明治政府、占領軍に3回占領されたが、街中に本書では昔から連綿と連なる歴史的な遺産を軸に東京北部を作り直そうという構想の元、7日間にわたって街を歩いてレポートする。

第一日は都電荒川線に乗って、鬼子母神から飛鳥山までを歩く。

第二日は秋葉原神田和泉町上野駅浅草六区スカイツリー

第三日は上野動物園寛永寺谷中霊園

第四日は谷中、根岸、山谷。

第五日は神田書店街から東京大学本郷、浅野、弥生キャンバス。

第六日は武蔵野台地東端の宗教施設としてニコライ堂カトリック神田教会、湯島聖堂神田明神湯島天神

第七日は神田川を舟で巡り、最後は大手町の平将門首塚へ。

自分が日頃歩いている地域でもあるので身近に読んだ。

単なる過去を思いながら街を歩くのではなく、未来に対して意欲的な計画をもっているのが良い。