EPUB3.0仕様
出典:IDPFのEPUB3仕様書より
http://idpf.org/epub/30/spec/epub30-contentdocs.html#sec-xhtml-nav
2.2 EPUB Navigation Documents
2.2ナビゲーション文書
2.2.1 イントロ
・必須部品
・HTML5 van要素の特殊化で表現する
・nav要素は機械可読性のために一般のXHTML内容文書と比べて制限がある
2.2.2 コンフォーマンス
・内容文書に準拠すること
・spineに含めても、含めなくても良い
2.2.4 定義
2.2.4.1 nav要素
・nav要素には、タイトルをあらわす見出しがあってよい。見出しはh1〜h6、またはhgroupでなければならない。
・見出しに続いて、olが続くこと。nav要素の子供にはほかの要素は許されない。
・liは出版物の中で、主見出し、構造または他の関心箇所を表す。そして、a要素またはspan要素を子供として含まねばならない。a要素は内容文書へのリンクであり。span要素はリストを別種のグループに分けるための見出しとなるものである。
・aまたはspan要素の子供はHTML5の任意フレーズ内容を含むことができるが、結合した後に長さゼロのテキストになってはならない。
・a要素はHTML5の埋め込み内容のインスタンスを含み、本質的な代替テキストをもたないときは、title属性によってリンクのラベルを可視化できなければならない。
・a要素のhref属性の中の相対IRI参照は、EPUB内容文書またはフラグメントに帰結しなければならない。
・a要素には下位の内容レベルを表すolを続けても良い。span要素にはolを続けなければならない。葉のli要素の中でspanを使ってはならない。
・olは順序リストを表す。デフォルトの表示スタイルはlist-style:noneと同等でなければならない。著者は他のリスト項目スタイルを指定しても良い。
2.2.4.2 nav要素のタイプ
EPUBのナビゲーション文書に定義されているnav要素は、epub:type属性の値によって意味的に区別される。デフォルトでは、epub:typeの値はEPUB3 構造文脈語彙から抽出される。しかし、他の語彙から抜き出した値も許容する。
2.2.4.2.1 toc nav 要素
主ナビゲーションは印刷本でいうと目次に相当する。利便性とアクセシビリティの理由からできるだけ完全な目次を提供するべきである。
spineから排他的にXHTML内容文書を参照している出版物の場合、toc navは文書のHTML5 アウトラインの集合に一致するだろう。
toc nav要素に含まれているli要素の順序は、対象EPUB内容文書の中の対象要素の順番に一致しなければならない。そして、内容文書のspineへの登録順に一致しなければならない。
toc navは一つだけでなければならない。
2.2.4.2.2 page-list nav要素
ページネーション情報のコンテナである。
デフォルトスタイルシートで非表示にすること。
span[epub|type='pagebreak'] {
display:none;
}
でも良い。
ページ番号を入れたらメタデータ(dc:source)にISBNをつけておくこと。
2.2.4.2.3 landmarks nav要素
出版物の中の基本的な構造部品を識別する。
landmarks nav要素の中の各リンク対象の構造上の意味は、a要素の子孫のepub-type属性の値によって決定する。
landmarks nav要素はオプションであり、一回のみ出現できる。
ケースバイケースで作成する。
リーダが、たとえば、索引があることを直接示すために使う。
EPUB2のguide機能の代替用である。
例では、次のようなタイプをあげている。
epub:type="cover"
"toc"
"bodymatter"
"index"
"lot"
"loi" list of figures
"preface"
"bibliography"
"glossary"
2.2.4.2.4 他のnav要素
2.2.4.3 hidden属性