2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『バブルの世界史 ブーム・アンド・バストの法則と教訓』(ウィリアム・クイン、ジョン・D・ターナー著、日経BP・日本経済新聞社出版、2023年3月24日発行)

バブルは、市場性、通貨・信用、投機の3要素が揃ったとき何らかの火花で発生するという仮説。 歴史上の12バブルの概要。株と不動産、住宅がバブル資産。株には鉄道熱、自転車熱、ITなど、新技術が関係するものもある。 1719年-20年のミシシッピバブルと南海…

『エルサレムの歴史と文化』(浅野 和生著、中公新書、2023年5月25日発行)

エルサレムの観光案内のような本だ。

『綿の帝国 グローバル資本主義はいかに生まれたか』(スヴェン・ベッカート著、紀伊国屋書店、2022年12月28日発行)

5000年ほど前、インド、ペルーで綿の繊維から糸を作れることが発見された。その後、西アフリカなどでも。5000年前から19世紀までインド亜大陸が綿製品製造で世界のトップだった。インドの綿はジャワからローマ帝国迄広く交易された。ヨーロッパでは12世紀イ…

欧州と米国銀行の動向 2023~2024

2024/2/24 ブルームバーク:フォートレス・インベストメント・グループのジョシュア・パックCEO談、既に15億ドルのオフィス向け正常債権を1ドルあたり50-69セントで取得した。金融機関の債権損切に対応。 米地銀株が軒並み下落、NYCBの赤字決算と減配受…

『The World for Sale 世界を動かすコモディテー・ビジネスの興亡』(ハビアー・ブラス、ジャック・ファーキー著、日経BP、2022年10月20日発行)

コモディテー・トレーダーと商社の興亡について 1950年~2020年頃までの石油、金属、農作物のトレーディングに係る主要人物、会社の興亡の物語である。

『金利と経済』(翁 邦雄著、ダイヤモンド社、2017年2月16日発行)

高度成長期規制金利、その中核は公定歩合。固定相場、少ない外貨準備。国際収支均衡重視、1973年には崩壊。 1970年代米国グレートインフレーション。1979ボルカ―の引き締め。 名目金利+物価上昇率=実質金利。お金の貸し借りでは予想金利が重要。 実質金利…

『毒の水 PFAS汚染に立ち向ったある弁護士の20年』(ロバート・ピロット著、花伝社、2023年4月5日)

1998年10月ウィルバー・アール・テナントという農場主からの依頼で始まった。32歳。 1999年6月デュポンへの訴訟開始。2000年中ごろ初公判予定。2001年1月に延期。2000年8月、開示資料から環境保護庁からの手紙。APFOを使用しているか?という質問を見つける…