2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『モビリティ―サプライヤー進化論 CASE時代を勝ち抜くのは誰か』(アーサー・ディ・リトル・ジャパン著、日経BP、2019年12月23日発行)

自動車産業でCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリングサービス、電動化)が進行。ダイムラーが2016年にCASEを唱えた。内燃機関からEV、燃料電池車(FCV)により、自動車部品出荷額の28%が影響を受ける。自動車産業はモビリティ産業に拡張される。日本の部…

『わが子をAIの奴隷にしないために』(竹内 薫著、新潮新書、2019年12月20日発行)

AI

斜めに読んだが、まじめに読む価値のある本ではない。

『1989年12月29日、日経平均3万8915円 元野村投信のファンドマネージャーが明かすバブル崩壊の真実』(近藤駿介著、河出書房新社、2018年5月20日発行)

1990年1月に株式バブルが崩壊したメカニズムを探求する書である。1980年後半のバブル経済をほとんど株式市場だけから見ているという制約があるので、日本経済のバブル崩壊の全体像との関係に説明不足感があるが、株式バブルについていえば、本書の分析はなか…

『「名経営者」はどこで間違ったのか ゴーンと日産、20年の光と影』(法木 英雄著、PHP研究所、2019年11月6日発行)

1970年代までは日産とトヨタはほぼ互角であった。80年代の海外展開で差が出た。1980年頃から差が開き、1990年には国内生産はトヨタが日産の倍になった。日産は1985年から2000年で国内生産が47%減少した。トヨタは、北米集中投資をしたのに、モデルも米国では…

『オランダ商館長が見た 江戸の災害』(フレデリック・クレインス著、講談社現代新書、2019年12月20日発行)

江戸時代、オランダとの貿易の為、長崎の出島にオランダ人が駐在していた。そのオランダ商館長は毎年1回交代するとともに、江戸まで来て将軍に拝謁していた。本書は、その商館長の公務日記に記載された日本の災害に関する記録をピックアップして編集したもの…

『重力波で見える宇宙のはじまり』(ピエール・ビネトリュイ著、講談社ブルーバックス、2017年8月20日発行)

この本は恐ろしく難しくてほとんど理解できなかった。なぜ、難しいと思うか? 高度な話を比喩的な説明をしているからか? 説明が抽象的・飛躍し過ぎ? 本書はタイトルを見て、重力波の話がメイントピックになっているかと思ったが、実際に読んでみると、重力…

『アジア経済とは何か 躍進のダイナミズムと日本の活路』(後藤 健太著、中公新書、2019年12月25日発行)

21世紀のアジア経済はグローバル・バリューチェーンの時代(p.ii)。アジアの都市での生活パターンは先進国と類似する。都市部と農村部の格差が大きい(p.v)。 戦前の日本にとってアジアとは中国であった。しかし、1949年に共産党支配の中国ができたことで…