『重力波で見える宇宙のはじまり』(ピエール・ビネトリュイ著、講談社ブルーバックス、2017年8月20日発行)

この本は恐ろしく難しくてほとんど理解できなかった。なぜ、難しいと思うか? 高度な話を比喩的な説明をしているからか? 説明が抽象的・飛躍し過ぎ?

本書はタイトルを見て、重力波の話がメイントピックになっているかと思ったが、実際に読んでみると、重力波の話はメインではなくて、最後の方の第8章、第9章になんとなく付け足しのように出てくるにすぎず、物足りない。

タイトルと内容がかなりずれている感もある。いづれにしても読後に消化不良感が残ったのは残念だ。