縦組みにおける文字の方向性について

Unicodeコンソーシアムの技術レポートとして縦組み文書を作成したときに文字を正立させるか、寝かせるかについての仕様案が提案されています。

日本語の書籍の中で、技術書はたいてい横組みですが、ビジネス書、文芸書などはほとんど縦組みです。日本語の縦組みでは、ラテンアルファベットはNHKのような頭字語として使われることが多く、こうした文字は全角形にして正立させています。また、本文中の数字は漢字であらわすことが多いですが、アラビア数字も使われます。アラビア数字は多くの場合、1桁は全角形で正立させ、2桁は縦中横、3桁以上は全角形の数字を正立させて縦に並べています。

こうしたアルファベットや数字は、半角形またはプロポーショナルにして行中に横倒しで表記することもあります。

従来は、全角形と半角形を別の文字コードで現していましたが、これは混乱の元になりますので、文字コードは一つが良いわけです。

そうすると、どうやってあらわしたら良いか、これに対する解決案が「縦組みにおける英数字正立論」になります。

縦組みにおける英数字正立論はこちらから配布しています。ぜひご高覧の上、ご意見を頂戴できれば幸甚です。

http://www.cas-ub.com/project/index.html