『はじめてのMarkdown』(清水 美樹著、工学社、2014年5月10日)

軽量マークアップ言語Markdownの書き方の初心者向けハウツー本。

マークダウンによるマークアップがどのようにHTMLに変換されるかを、

本書では「Markdown#Editor」を用いて紹介している。
https://hibara.org/software/markdownsharpeditor/

元祖Markdownの問題点として、仕様があまりきっちりしていないためだろうが、本書も全体として試行錯誤方式で説明している。こうやったらうまくいった、逆にうまく行かなかったというやり方である。

 疑問点として、Markdownには方言がいろいろあるが、特に、Markdown#EditorはどのようなMarkdownパーサーを使っているかがあまり明確でない。試行錯誤方式で解説しているだけに、果たしてこのサンプルは他のMarkdown処理系でも共通なのかどうかという点に疑問を感じる。まあ、自分でやってみろ、ということか。

Markdownは箇条書きの書き方に一番特徴があるようだ。

本書の87ページに出てくる、番号付き箇条書きに複数段落を入れる方法がその典型的な例である。

CSSの作り方によっては、番号付き箇条書きをWordの段落番号のようにつかうこともできるかもしれない。