「オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ史」1,2巻

「1954年春の時点での戦略空軍の戦争計画・・・ソ連を600発から750発の核爆弾で攻撃し、・・・人口の80パーセントにあたる6000万人を殺害する・・・(p.149)」

あきれたやつらだ。広島に原爆を落としたトルーマン大統領は、ルーズベルトの急死で副大統領から大統領になったのだが、この本によると、まったくの馬鹿で、かつ、うそつきだ。アメリカの支配層は気が狂っているとしか思えない。それにしても、こんなやつらを支配層に選択するアメリカの国民も腐っているぞ。

朝鮮戦争マッカーサーのハルマゲドン構想。

ケネディ大統領とキューバ危機の話が一番リアリティをもって迫ってくる。

フルシチョフケネディの二人が覗き込んだ深淵。

ベトナム戦争と、フォード大統領、それからニクソン大統領とキッシンジャー

アメリカCIAが参画して、正当に選ばれた国家元首を次々に追い落とす作戦。

・イランのモザデク追放計画
グアテマラのアルベンス大統領の追放
・ブラジルのゴラール大統領
・ドミニカ介入
スカルノ政権の転覆
・チリのアジェンデ大統領

ほとんどキチガイじみた話のオンパレードだ。