『日本の地下で何が起きているのか』(鎌田 浩毅著、岩波科学ライブラリー、2017年発行)

2011年3月11日発生した東日本大震災によって日本の地下に大きなひずみができ、日本の地盤は「大地変動の時代」に入ってしまい、これから数十年に渡って、地震や火山活動が続く。

熊本地震は布田川断層帯と日奈久断層帯の横ずれ断層で生まれた。これは豊肥火山地域という地質構造に伴って発生した。

布田川ー日奈久断層帯は大分熊本構造線の線上にある。これは四国の中央構造線に繋がる。中央構造線は日本列島を縦断する。

中央構造線の右横ずれ運動の原因は、フィリピン海プレートユーラシアプレートに対する沈み込みにある。

熊本地震は地下のマグマにも影響を与えているだろう。これは阿蘇山の噴火に繋がる可能性がある。

南海トラフ巨大地震は必ずくる。ここにある三つの震源域のエネルギーはM9.1で東日本大震災M9.0よりも大きい。
南海トラフ巨大地震は2030年までに起こる可能性大。2040年までには確実に起きる。(あと22年!)

日本列島の火山も3.11に誘発された活動期に入った。
富士山も活動期に入った。

富士山は平均50年に1回噴火してきた。前回の噴火は1707年なので300年間噴火していない。ため込んだマグマがいつ大噴火してもおかしくない噴火スタンバイ状態。今度の噴火は巨大噴火になる可能性がある。

その他、カルデラを作るような巨大噴火が起きれば、日本の人口の半分は影響を受ける。

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