『富士山大爆発のすべて』(島村 英紀著、花伝社、2016年発行)

2007年に導入された噴火警戒レベルは、良くても経験と勘に頼ったもの、経験がなければ感だけに頼ったもの。p.26

気象庁以外は、噴火の予知情報を出すことは禁止された。2007年の気象業務法。2007年で第一線の研究者を後に下がらせた。p.30

富士山には気象庁の観測地点は六地点しかない。p.34
箱根はもっとすくない。

富士山はバウムクーヘンのような溶岩と灰が層になっているので山体崩壊が起きやすい。p.90

富士山は噴火のデパート。過去にいろいろな噴火をした。これからどんな噴火が起きるか予測できない。p.38

富士山から東京までは120kmしかなく、火山灰が偏西風で東京に降る。火山灰0.1ミリでゼンソク患者の43%が症状悪化、喉、鼻、目に異常。火山灰はとがった岩の粉なので、目に危険。p.42

関東ローム層:褐色は、古富士山の噴火で飛んできた灰。p.78

新富士山の噴火で飛んできた灰は黒色で少ない。p.78
箱根の灰は白っぽい。

道路、水道、電気機器が使えなくなる。給水施設が影響を受け、住宅がつぶれることがある。p.44

電子機器が灰で動作しなくなる。p.45

宝永噴火では、江戸に数センチ積もった。p.46

日本には活火山が110ある。p.54
世界の陸上にある火山の7分の1は日本にある。
地震M6〜は、世界の22%。

大噴火:東京ドーム250杯分〜
日本では
・17世紀は4回
・18世紀は6回
・19世紀は4回
・20世紀は2回(1929年が最後)
100年近く大噴火がない。
・21世紀は5回????

富士山の宝永噴火は2時間で灰が江戸に届く。
数センチ積もる
横浜で8〜10センチ

今の技術では火山の噴火予知はできない。