『僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない』(ジョージ・チャム+ダニエル・ホワイトソン著、ダイヤモンド社、2018年11月発行)

まだ答えの出ていない大問題について纏めた本。

宇宙は何でできているのかが分からない。粒子では5%程度しか説明できない。27%のダークマター。68%は正体が不明。ダークエネルギーと呼ばれる。

ダークマターの存在は、宇宙の回転のスピードが星の数より速すぎることから。質量が多いと考えないと回転で星が分離してしまう。また、銀河から出た光が曲がることからもダークマターの質量が推定できる。

物質が作用し合う力:重力、電磁気力、弱い核力、強い核力の4種類の力がある。しかし、なぜ4種類の力があるかは分からない。

 ダークエネルギーは宇宙を膨張させている。膨張速度が上がっている。この運動のエネルギーがダークエネルギー

12種類の基本的な素粒子が見付かっている。それぞれ電荷が0,-1、-1/3、2/3の4種類、3世代(軽い~重い)の素粒子がある。

力を伝える素粒子:光子は電磁気力を伝える。WボゾンとZボゾンは弱い核力、グルーオンは強い核力、ヒッグスボゾンがヒッグス場を伝える。

素粒子の種類の上限は分からない。

質量とか慣性は何か? ヒッグス場は慣性質量と同じ働きをする。重力質量と慣性質量は違う?

重力は他の力と違う。重力は引っ張るのみ。電磁気力には電荷+/-があり、核力には

電荷に似た値がある。

空間とは何?

時間とは何?

次元はいくつある?

光より速く進むことができる?

地球に超高速粒子を打ち込んでいるのは?

反物質

ビッグバン

宇宙の大きさ

万物理論は?