『新版 地球進化論』(松井 孝典著、岩波現代文庫、2008年10月刊)

神田古本祭りで新しい本なのに100円で購入。

読んでみて! 最近読んだ本の中では一番面白かった。

地球がどのように進化したか科学としての研究に基づいて解説されている。

宇宙ロケットにより、ここ数十年で、月や太陽系を観測できるようになった。そのことによって、地球という存在を比較対照するデータをもって観察できるようになったという。

地球のプレートテクニクス、大陸があることで生まれるCO2炭素の生態系、生物が生まれることで酸素が増える。酸素のお陰でオゾン層ができ紫外線がカットされて、生命が生きやすくなる、など微妙なバランスが保たれてきた、という。

地球も生物のように息吹きをしている、という話が実に新鮮であった。