『サブスクリプション・マーケティング』(アン・H・フィッシャー著、英治出版、2017年11月発行)

サブスクリプション方式のサービスが増えている。そのマーケティングについての考え方を整理した本である。

ソフトウエアの場合は、クラウドサービスと密接な関係があるが、一般の会員制サービスがこれにあたる。

チャーンレート (Churn Rate) の概念は知っていたが、言葉は初めて。こんな言葉が専門家には膾炙しているのだった。時代遅れを感じる。

本書には結構いろいろとやるべきことが出てくるので、偶に読んで、自分の仕事の見直しするには良いと思う。

支持は得るものであり、買うものではないというのは、人間関係一般に言えることだ。ではどうしたら良いか。

「仕事に対して報酬を払うと内的動機付けが外的動機付けに変わって意欲が低下する」(p.140)アドボケートでは、金銭報酬ではなく、感謝の気持ちを伝える。MVP制度。後で御礼を差し上げる。などが重要である。