『聖書と文明の歴史』(エルンスト・フォン・ドプシュッツ著、小林 泰雄訳、エルピス発行)

中世の聖書は、歴史〜経済まで影響。ユダヤ人のみが金融業を営むことができた(p.90)。「モーゼの律法は、ユダヤ人は、外国人には利子を取って金を貸して構わない。」「キリスト協会は、クリスチャンは、相手が誰であろうと、利子を取って金を貸してはならない、と解した。」これによって、信用を基盤にする商業が不可能となる。

聖書の印刷。グーテンベルグの最初の印刷:1453-1456年(p.118)

ルターのドイツ語への翻訳。新訳聖書はギリシャ語から、旧約聖書ヘブライ語から。統一ドイツ語の基礎となる。(pp.124-126)