『言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー』(小谷 太郎著、幻冬舎新書、2018年1月30日)

物理学は20世紀後半から60年くらいで急激に進歩したようだ。新しい発見が相次いでいるが、しかし、例えば宇宙の物質の5%しかわかっていなくて、ダークマターが20%、ダークエネルギーが75%あってそれが何なのかわかっていないらしい。

ここで取り上げている7大タブーは次の項目である。

1.陽子崩壊説
2.ブラックホール大爆発
3.エヴェレットの多世界解釈
4.異端の宇宙
5.ダークマターダークエネルギー
6.量子重力
7.人間原理

タブーというよりはまだわかっていないことのリストだろうが、それぞれ面白い。その中ではなんといってもブラックホールとかダークマターって命名からして面白い。

しばらく宇宙論〜物理学は眼を離せそうもない。

20世紀後半はITの進歩だけではなく、観測技術やコンピュータの進歩が際立った時代であるが、それでも物理学が一番エキサイティングなのかもしれない。しかし、何が起きているかもあまりよくわからないが。