バリュー株投資
・会社が保有する現金や不動産、有価証券といった資産を評価して投資する。
・企業買収のプロの観点の事業家的企業価値に注目する。
・現在価値と株価のギャップに対して投資する。
・資産バリュー株投資と収益バリュー株投資がある。
・収益バリュー株とは収益力に対して株価が安い。PERの逆数の株式利回りに注目。実績PERの高値平均に近いか、安値平均に近いかで高い安いを判断する。
・資産バリューはPBRだが、含み資産を加える。(PBR-1)×100を割引率とする。PBR 0.3未満は激安、0.5未満割安。四季報のPBRを入り口にして中身に深入りする。
・グレアム係数(ミックス係数):PER×PBR 22.5以下で割安。グレアム係数5以下をみる。
・設備投資更新頻度
・大株主の構成:ものをいう株主が増えたら増配の可能性あり。外国人株主は相場を上げ下げ。
・2008年と2009年の業績
資産バリューを重視する。なぜなら、収益は変動が大きいが、資産は変動が小さいので安定している。
株主資本の成長を重視する。特に、保有有価証券の増減、賃貸用不動産の含み益を注視する。
株主資本成長=株主資本+純利益+その他有価証券評価差額金増減額+賃貸用不動産含み益増減額
株価の評価は、現在の株価より低い期間、高い期間を見る。また、長期にわたりレンジ内で上下を繰り返す株は、上限で売り、下限で買うという戦略を立てやすい。オリックス。
下がり続けて下がる余地がなくなったときからのリバウンドを狙う。青山商事。
株主への利益還元策が具体的に書かれていること。
地方のローカルから出てくる。
なぜ割安なのかを調べてストーリーを誰もが納得できるレベルまで理解を深めてから買う。
ネットネット株とは正味流動資産から負債を引いた額が時価総額より大きい株。昭栄食品(3537)、岩塚製菓(2221)、丸八ホールディングス(3504)、宇野澤組鐵工所(6396)
5つのカタリスト
・配当性向・配当利回りが変化する。
・含み益が実現益になる。
・大株主の構成が変わるとTOB、MOBの可能性が出る。
・買収防衛策が廃止される。
・地方証券取引所から東京へ市場変更。
かぶ1000氏の投資法はなかなかユニークであり、学ぶ点が多い。ただし、防衛的であり、既に多額の資産をもっている人向きのような気がする。基準額が、小型株は1銘柄500万円以上、大型株は1000万円以上という。キャッシュポジションは10%以下。年20%の利益を目標とする。保有株は10銘柄が理想。ポートフォリオをチェック、半年1回銘柄入れ替え。
毎週1回保有銘柄を評価し、トリプルA~シングルCまでランク付けする。ランキング最下位の銘柄をすぐ買っても良いと思う銘柄と比較して、必要なら入れ替える。
ルックスルー利益:一株益×保有株数
ルックスルー純資産:一株純資産×保有株数
※どれだけ利益を生み出せるか、どれだけ純資産を増やせるかを見る。