『北朝鮮発第三次世界大戦』(柏原 竜一著、祥伝社新書、2018年1月10日発)

内容的にかなりずさんな論議が多く、決めつけと煽りが多いような印象をうける。

例えばあとがきには、「米中対立から始まる世界大戦は回避できないでしょう」とある。

しかし、8章1節には、少なくとも2018年のうちに極東で大規模な軍事紛争が発生する可能性は低いだろうと見ている、とある。

そうすると戦争は2019年以降か? しかし、文章の中では短期的な予測が多いし、ジャーナリスト好みの短期的な政治動向の話しが多い。

このあたりに矛盾を感じるところである。

いずれにせよ、気を入れて読むほどの書籍ではない。