軍事
2001年9月11日同時多発テロ発生。 2001年9月14日米国議会はアル=カーイダとその支持者に対する軍事力使用を承認。10月7日米軍がアフガニスタンに空爆を開始。 ブッシュ、オバマ、トランプ3代の大統領は戦争を終結できず。この間、米国政府や軍の司令官たちは…
ロシアのウクライナ侵攻が始まったのは2022年2月24日午前5時。プーチンは当初首都キーウを短時間で制圧、ゼレンシキ―を追放、傀儡政権を樹立して、ウクライナを傀儡国家をするつもりだったようだ。そういえば、これは、旧ソ連のアフガン侵攻、旧関東軍の満州…
ロシアにおける主権に対する考え方は、国境を越えても外部迄及ぶもの。 ロシアにおける国民とは、民族的なロシア人(スラブの兄弟であるウクライナ人、ベラルーシ人)のこと。 秩序観は、ロシア人の住むところには、ロシアの主権が及ぶというもので、これが…
アフガニスタンは文明の十字路。中東、南西アジア、中央アジアの結節点として周囲の勢力のせめぎあいの場所。アメリカは中国の対立に軸足を移すなかで、アフガンから撤退。今後は中国の影響が大きくなる。ロシアもタリバンの後見人となるか。 アフガニスタン…
ソ連第40軍と航空部隊は1979年12月25日アフガニスタンに侵攻を開始し、1989年2月までに主力軍は撤退を完了した。 1973年7月ダウドは共産主義将校の支援を得て、無血クーデターによって国王を退位させる。ソ連はダウドを支援し友好関係を結ぶ。しかし、徐々に…
ロシアは欧米に比べて経済力でも、技術力でも劣勢なので対抗策を考えている。 ロシア連邦軍は2021年定数101万人、実勢90万人。徴兵25万人、職業軍人21万人、契約軍人40万人他。 現在はポスト・ポスト冷戦時代だ。 NATOの拡大 1999年NATO第一次東方拡大でチェ…
戦争の終結の形態は一方の極に「紛争原因の根本的解決」、他方の極に「妥協的和平」があり、それをめぐって「現在の犠牲」と「未来の危険」のジレンマとどう評価する結果に依存するという。 1.第一次世界大戦 仏・英を中心とする連合国はロシア革命でロシ…
本書はハイブリッド戦争を外交政治面で位置付けることを目的とする。ハイブリッド戦争は2013年11月のウクライナ危機でロシアが使って注目を集めた。 武力対決以外に、政治、経済、プロパガンダ、心理戦、テロのようは非対称戦争、サイバー戦、民間軍事会社(…
中国がGNPで大国となり軍事費も米国に次いで多くなっている。空母まで備える中国海軍の軍拡は日本を含む周辺諸国への大きな圧力となっている。本書は中国がなぜ軍拡を続けるかを、中国の軍が国軍ではなく共産党の私的軍隊であるという観点から整理している。…
本書は、インターネット・テクノロジーの民主主義への脅威を警告する。具体的な例としては、第3章 ビッグデータと大統領選が一番だ。2016年のアメリカ大統領選の「プロジェクト・アラモ」にはびっくりだ。選挙の投票行動に影響を与えられそうな人を選んで、…
かねてより、北朝鮮がミサイルや核を開発する技術とか資金源がどこから来るかを不思議に思っていた。この本で、その一部は分かる。技術開発の深部は分からないが、北朝鮮がどのようにして世界中にネットワークを張り巡らし、製品やサービスを提供してビジネ…
内容的にかなりずさんな論議が多く、決めつけと煽りが多いような印象をうける。例えばあとがきには、「米中対立から始まる世界大戦は回避できないでしょう」とある。しかし、8章1節には、少なくとも2018年のうちに極東で大規模な軍事紛争が発生する可能性は…