紀行・旅・風土

『古文書の面白さ』(北小路 健著、新潮選書、1984年11月20日発行)

古文書研究者としての道を志しながら、満州事変・満州国設立から志那事変へと続く戦争のただ中で満州に渡り、終戦時に書物をソ連兵に焼き捨てられるまでの経緯、新京から大連への決死行など日中戦争の前後の時代の話が面白い。今のような落ち着いた時代とは…

『マチュピチュ探検記』(マークアダムス著、青土社、2013年7月10日発行)

マーク・アダムスは、ニューヨークでアドベンチャー・トラベル・マガジンの編集者として働いている。ペルー人の奥さんをもち、子供は三人。ペルーにほとんど毎年のように出かけていた。ハイラム・ビンガムの名前をニュースで見て、彼が発見したとされるマチ…

『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』(吉見俊哉著、集英社新書、2020年8月22日発行)

東京は、江戸幕府、明治政府、占領軍に3回占領されたが、街中に本書では昔から連綿と連なる歴史的な遺産を軸に東京北部を作り直そうという構想の元、7日間にわたって街を歩いてレポートする。 第一日は都電荒川線に乗って、鬼子母神から飛鳥山までを歩く。 …

『ヨーロッパ経済紀行』(新田 俊三著、NHKブックス、1994年3月30日発行)

著者の30有余年に渡るヨーロッパ訪問体験をまとめた書である。ドイツ、ウィーン、フランス、スペイン、イタリア、ポーランド、プラハ、フィンランドなどの御国事情、各都市と音楽の結びつき。旅情をそそりそうな駅や博物館などの体験を整理している。著者が…

『パリ物語』(宝木 範義著、新潮選書、1984年7月30日発行)

パリが現在の街並みになってきたころの様子を30トピックに渡って描写する。もともと『日本美術工芸』誌に1981年6月号から1983年12月号にかけて連載された記事を1冊にまとめた書である。 パリの街が形を整えたのは17世紀から19世紀のようだ。17世紀にルイ4世…

クアラルンプール小旅行記

昨年はバンコクだったが、今年はクアラルンプールに3泊4日の小旅行をした。たまにアジアで非日常を味わって、リチャージしてマンネリを打破するのだ。 初日 10月31日10時成田発。マレーシア航空のチェックインカウンターは長蛇の列でチェックインに40分ほど…

『ニッポン景観論』(アレックス・カー著、集英社新書ビジュアル版、2014年9月22日発行)

自然との調和を無視した建造物、まわりとの調和を無視した広告や看板の乱立、過去の遺産を大事にしない立て直し、ただ目立つ建物を作る、人をビックリさせる建築物を良しとする風潮などによって日本の景観がぶち壊しになっているというのは確かに指摘の通り…

『ヒマラヤ世界 五千年の文明と壊れゆく自然』(向 一陽著、中公新書、2009年10月25日発行)

第1章~第3章は4月、ネパールのヒマラヤ登山のベースになるエベレスト街道を巡る3週間の旅の記録。登山ではなく山歩き=トレッキングにあたる。ルクラ空港から入り、パグディン、ナムチェ、プロチェ村など。トレッカーのためのロッジが一杯あり、年間十万人…

『新西洋事情』(深田 祐介著、北洋社、1975年9月30日)

西洋事情というよりは、日本企業の駐在員事情というべき内容だが、本書は企業戦士のもの悲しさが一杯に漂ってくる。 特に最後のモスクワ郊外60キロは悲しい。企業のために働く人間の悲哀である。 深田祐介氏の著書を読んだのは初めてだが、文章はかなり饒舌…

『おとなの青春旅行』(下川 裕治・室橋裕和著、講談社現代新書、2018年7月20日発行)

ほろ苦い青春の思いよ再び。 心を揺さぶる企画である。 そろそろ時間のゆとりを作って、のんびり海外旅行に行ってみたい。 そんな気持ちが湧いてきた。 良い企画だと思う。また、紹介されている旅先も行ってみたいところが多い。

『幻の黒船カレーを追え』(水野 仁輔著、小学館、2017年8月発行)

黒船によってイギリスから日本にもたらされたブリティッシュカレーを「黒船カレー」と名付けてそのルーツを追い求めた記録。結論はカレーパウダーが伝えられ、それを日本で改良したものであるということのようだ。カレーという点では、いろいろ面白いエピソ…

『操られる民主主義 デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか』(ジェイミー・バートレット著、草思社、2018年9月発行)

本書は、インターネット・テクノロジーの民主主義への脅威を警告する。具体的な例としては、第3章 ビッグデータと大統領選が一番だ。2016年のアメリカ大統領選の「プロジェクト・アラモ」にはびっくりだ。選挙の投票行動に影響を与えられそうな人を選んで、…

バンコク旅行メモ

1日目空港に付いたのは、大体定刻で5時前。鉄道ルートでホテルに向かう。ホテルに着いたのは7時頃なので、2時間位掛かった。慣れれば1時間以内で着くのだろう。スワンナプーム国際空港〜マッカサン駅:5つめ。35バーツ。 マッカサン駅〜シーロム駅:5つめ。…

シンガポール〜バンコク マレー鉄道

http://chiekuro.minibird.jp/2016/09/16/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E4%BA%88%E7%B4%84%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%81%A8%E6%96%99%E9%87%91%EF%BD%9C%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E9%89%84%E9%81%93%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC/h…

神田〜川崎まで歩き 約4時間 23km程度

5月5日 神田 2:08発 内幸町2:45 芝園橋3:09 山手通り3:58 大森海岸4:41 環七4:56 蒲田5:24 環八5:27 川崎6:20

『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎著、光文社新書、2017年5月20日発行)

ファーブルにあこがれて昆虫学を学び、博士になるも就職難のポスドクであった。アフリカに住むサルトビバッタを研究テーマとし、モーリタニアの研究所に学術振興会の援助で2年行くも、大干ばつでバッタがいない。3年目無収入となるも、さまざまなPR活動にて…

『ルワンダ中央銀行総裁日記』(服部 正也著、中公新書、1972年発行)

本書は、昨年(数ヶ月前)の神田古本祭りで、新古書として安く展示されていた中から面白そうなタイトルだな、という程度で買って積ん読していたもの。先週の週末、書店を回ってもあまり面白い新刊がないなあ、ということで読みはじめたところ、あまりの面白…

『アヘン王国潜入記』(高野秀行、集英社文庫、2007年3月25日)

ビルマ、中国、タイ、ラオスの国境である山岳地帯、昔の言葉でゴールデントライアングルに潜入してアヘン栽培を実際い体験したというレポートである。高野秀行自身は、本書が自分の背骨と言っているが、確かにこの潜入レポートは凄い。何事も自分で体験する…

北京市内の2DKの家賃

朝陽区常営、45平方メートル、2DKでキッチン・トイレ付 ・不動産業者:一通り家電製品付き家賃は1600元(約2万円)前後 ・人肉検索:月額2000元(約2万5000円)である。 おおよそ東京の1/4位だろうか?※北村豊:北京市内の2DK、家賃970円に「そんなばかな!」