『ビットコインはチグリス川を漂う マネーテクノロジーの未来史』(ディビット・バーチ著、みずず書房、2018年5月発行)

書名からして、回りクドくて意味が理解しにくいが、本文も興味深い内容なのだが、意味が理解しくにい箇所が多い。

文章の表現が回りくどいのは、原文が良くないのかそれとも訳が良くないのかどっちなんだろう?

本書の英文書名は、“Before Babylon, Beyond Bitcoin”だが、原書名もちょっとどうかと思うが、日本語の方の書名もどうかと思う。

本書は、キャッシュレスにむかう事実、技術、未来について様々に検討している。本書で説かれるまでもなく、確かに現金というもの不利益も良く分る。一方においてまだ現金を使い続けるのは単なる慣習なのだろうか? 現金を数えたり、保管したり、運搬するのは紙の書籍に比べて、電子書籍が同じように経済的な優位なのとほとんど似ている。しかし、まだ紙の本を読みたいという欲求の方が強いも同じである。