アメリカとメキシコ国境。壁を越えるのは、メキシコ人だけではなく、中米、アフリカ、インドからの移民も。
サンティエゴの南、メキシコのティファナ。二つの都市は人口500万人の一つの経済圏だが、壁で区切られている。
16年11月米国大統領選でトランプが移民対策として掲げる。国境の壁の建設が始まったのは1989年。
1994年1月1日の北米自由貿易協定(NAFTA)発効でメキシコの農業が崩壊した。結果、メキシコから米国への出稼ぎが急増した。
1995年1月24日ビル・クリントン大統領の一般教書演説で、「この国のあらゆる場所で、すべての米国人が、不法入国した膨大な数の外国人にかき乱されている。彼らがつかんだ仕事は米国人や合法的な移民が得ていたものかもしれない。彼らが公共サービスを利用することで、納税者にしわ寄せが押し付けられている」(トランプそっくり)
テキサス州ロマ。川を渡る移民。メキシコマフィアがコヨーテ(案内人)と移民を麻薬の運び手にする。
国境沿いは民主党の地盤で壁作りに賛成する人は少ない。壁作りに賛成するのは国境から遠い地域の人。壁で問題は解決しない。
2019年度はメキシコからの移民は減り、中米3か国からの移民が増えている。エルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラからは野獣というなの貨物列車に乗ってくる。エルサルバドルは殺人発生率世界一。マラスという青少年ギャング。
インド、バングラデッシュ、東アジア、アフリカ(コンゴ、カメルーン)なども多い。
2018年10月キャラバンの発生。ホンジュラスのサンペテロスータから。
カメルーンでは仏語系と英語系住民で争い。英語系の分離独立派の大規模デモが治安部隊と衝突。治安部隊が家を焼き、人を殺すので逃げてきた。
エクアドルはビザなしで入国できる。そこからコロンビアのメデジンまで移動、パンアメリカンハイウェイが途切れるダリエンギャップをトウルボ(港町)~カナルブナまで船で移動、密林を抜ける。