『習近平と米中衝突「中華帝国」2021年の野望』(近藤 大介著、NHK出版新書、2018年11月10日発行)

トランプ政権誕生からの中国習政権の関係を辿る書。ジャーナリスト的に起きたことを時系列的に書いているので、面白みは欠ける。

2017年は北朝鮮の挑発の年とすると、2018年は米中緊張の年か。

2018年は中国では習近平一強体制が完成。

2018年3月憲法改正で、国家主席人気撤廃して半永久政権化。また偶像崇拝が始まる。

検閲の輸出:台湾包囲網

習近平独裁政権化した。空母を揃えるなど海洋軍事面も強化し、南シナ海方面から強硬な台湾の統一策を取りたいと考えているようだ。米国との対立が激化する可能性あり。

米中貿易戦争が開戦

2018年3月米中貿易戦争発動。

3月22日、600億ドルの中国製品に高関税をかけると発表。

3月23日、中国商務部は中国に輸入される128のアメリカ産品に関税をかけると発表。

世界の株式市場は大荒れとなる。

4月16日ZTEアメリカ企業の取引7年禁止。

米国6月15日500億ドルの中国物品に25%の関税を正式発表。7月6日最初の発動。

(3月~米中で協議するも合意にいたらず、発動へ)

6月16日中国が報復措置を発表。

米国は7月10日さらに2000億ドル相当に10%の追加関税の方針を発表。

中国国内で習近平批判が起き始める。

 8月23日トランプが第2弾(160億ドルに25%の関税)を発動。中国も報復関税。

トランプは9月24日2000億ドルに10%の第3弾を発動。

 

9月30日南沙諸島で米中の駆逐艦が異常接近。

米中貿易戦争から米中冷戦、戦争に進むか?